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こんなわけで日本で働きたいのです

2010. . 06
こんにちわわ、オーストリア生活も残り2カ月弱となり、日本帰国に向けて減量に必死なえりんこです。

いやはや、食生活の違いというものはおそろしい

最近は就活という言葉が嫌でも毎日のように目に入ってくることもあり、自分の進路について考えている日々です。

そこで考えていることを、先学期の「ジャパニーズマネジメント」という授業でならった文化の違いを含めてつづっていこうと思います。この授業、わずか一週間の授業だったにもかかわらず一番覚えているのです。

先生は日本の会社とヨーロッパの会社と両方で数年働いたことがあり、双方の根本的な違いを見事に客観的に説明してくれました。

まず、日本の会社は基本的に正社員であれば"終身雇用", ですよね。つまり一度会社に就職したら
その会社で定年まで働ける制度が整っている。もちろん自分が望めば転職はできますが、それが常にうまく働くとは限らないし、転職ばかりの経歴はあまり良いイメージではないですよね。

逆にヨーロッパや欧米ではひとつの会社にずっと勤めるのは稀。どんどん転職して、キャリアアップを図っていくのが一般的です。もしあなたの履歴書にひとつの会社しか書かれていなかったら、あなたは今まで一体何をしてきたんだ?と懐疑的な目でみられます。

日本の社会では学校でも会社でもそうですが、ひとつの組織に入るのは非常に難しいですね。高校、大学受験、それから就活、これらはとても狭き門であり、あなたがそこに所属する権利を得るためには沢山の試験をくぐりぬけ、しかもそれらは多大な努力を伴うものであることが大半です。しかし一度入ってしまえば、そこは家族のように温かく、手厚くあなたの面倒を見てくれます。制度的にも。

しかし欧州や欧米ではま逆です。組織は同じ興味、目的を所有するものが集まってできている。つまり、あなたが入りたいと望めば簡単に入れるのですが、抜けるのも簡単です。組織はくるもの拒まず、去るもの追わずです。
入ったあとは競争です。あなたはその組織の中で常に一番を目指さなければなりません。みながライバルなのです。

例えば、経済が傾いてきて、企業の業績も下がってきたとします。そこで欧州、欧米の企業は人件費削減のため誰をリストラするか考え始めました。とにかく一番仕事のできない人からリストラされていきます。
日本の会社ではこれはちょっと違うプロセスです。もちろん仕事の出来も考えますが、あの人には家族がいるから、子供が何人いるから、といった私的な事情を考査してくれることもしばしばです。あるいは誰かをリストラするより全員の給料を10%づつカットすることを選ぶかもしれません。

物事の決定の仕方も根本的に違います。
日本ではみんなの意見をきき、織り交ぜながら最良と思われる策をみんなで作っていきます。みんなが納得した上での決定なので、決定するまでには長ーい時間がかかりますが、一度決めてしまえば早い早い。みんながそのプロセス、それからなぜこうするのかが分っているので協力体制が整っています。
その点、外国では基本的にリーダーが支配権を持っています。一人のリーダーが何がベストか決めちゃうんです。みんなで話しあうにしても、意見を織り交ぜてというよりは誰の策が一番か、いかに自分の案が一番か主張しあうんです。だから決定はすごく速い。がしかし、いざ実行となるといろいろな障害や問題が現れてきてそうスムーズに常にいくわけではない。

だから会社の業績が悪くても、外国では(ここでいう外国は西洋です)すぐ頭を首にしろという風潮がありますが、日本ではそう簡単には退きませんね、なぜならトップだけ変えてもそれらの判断は社員の考えに基づいたものでありそう簡単に変化は起きないからです。

それから日本はなんでも物事を長い目でみる傾向がある。努力すれば結果は後からついてくるというか、目先の利益より持続性、社会貢献性を重視する傾向がある。だから会社も人を会社で育てようとするし、トレーニングされた人間は財産になるので長く雇おうとする。

まあ理由はいろいろですが、これらが私が日本の会社で働きたいな、と思う主な理由です。

海外で就職したらどうなるだろう・・・、とも考えましたがやはり日本のカスタマーサービスに勝るものはない、(こっちでは日本では考えもしなかったことがすっごく遅かったり、何回も確認したりしなきゃいけなかったり、態度悪かったりするんですね)  と感じ、そういう点で住みやすいなと思いました。
それから言語の問題ですね。

新しい言語を学ぶことはとても楽しいし、英語を使って生活するのも別に不自由はないのですが、
一番は日本語が使えないということ!!

私が日本人のいない環境で一年を過ごしているから感じるのかもしれませんが、たとえば、日本人以外の人種って結構どこにでも沢山いたりするんですね、(特にスペイン語しゃべる人とか)、で彼らは彼らで独特のコミュニティーがあるというか、しょちゅっう集まって国の言葉でジョークいいあったりとかしてるわけですよ。
英語はしゃべれるけど、やっぱり日本語のようにはいかないのが現状で。ジョークのセンスも違えば、絶対英語にはできないニュアンスでおもしろいこととかいっぱいあって、そういうのが共有できないと、
自分ってほんとにつまらない人間だなぁ、とか思うわけです。こちらの友達には凄く恵まれてるし、助けられてます。もし会社に入って、どこへ飛ばされてもおそらく自分はなんとか生きて行けるでしょう。
だがしかし、一生を海外で過ごすとなるとこれまたいろいろ大変だなー、と考えました。


とまあ、ぼんやりと考えてはいるのですが、実際はもう雇ってもらえるだけでありがたい!!ってとこですね。

あとは前はバリバリ働いてとにかく稼ぎたい!!とか考えていたのですが、ヨーロッパで生活して、自分の時間を贅沢ではないけれど、他の人と一緒に楽しむとか、将来の家族とか考えた時に、ちゃんとそういう時間をとれる生活をしたいなーと思ったんです。自分にとって一番大切にしたいものは何か、それと仕事とのバランスをしっかり考えて就活したいなと思います。とはいえそれを見極めるのは至難の業なんですけどね・・・


以上、ブルーオーシャンストラテジーのイントロダクションの時に、友達の「この授業を通して、ブルーオーシャン(青い海)にたどりつきたいです」というコメントに対してジョークだと思って笑った私が恥をかくという屈辱を最近味わったえりんこでした
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comment

秋田っ子
えりんこさん、期待していた記事、どうもありがとうございました。すごく参考になりました。

欧米って、組み立て技術優先の思考なんでしょうね。既に出来上がってしまった部品を買ってきて、いかに組み合わせてよい製品にするかという考え方。組み合わせのよしあしが大事。

それに対して日本は、擦り合わせ技術が得意なんでしょう。全体の最適化を図るために、一つの部品を、それぞれが改良に改良を重ねて良くしていくという考え方。それが日本の強みで、単なる組み立て型の構造になったら、日本の企業に未来はないような気がしました。

その先生は、欧米企業と日本企業のどっちのほうが居心地がよいと感じたんでしょうね。何か言っていましたか。

ところで、最近日本では、AIUが「就職率100%の大学」ということで話題になっていて、今年になってからBSも含めて何と8回もテレビ放送で取り上げられました。雑誌でもたびたび取り上げられています。受験志願者も大幅増加しそうな勢いです。日本国内で就職先を見つけるのは、他大学の学生に比べると、比較的楽かもしれません。
2010.11.12 08:20
えりんこ
秋田っ子さん
お返事がすごく遅くなってしまいごめんなさい。テストやらグループワークやらに追われ、ブログをチェックする時間がありませんでした。
そしていつもしっかりとみていただいているようで、ありがとうございます!!
そうですね、私もまだ会社で働いたことはありませえんが、インターナショナルな環境のなかで感じることは、日本人個人が頭がいいとか知識がいっぱいあるというこはなくて、むしろ大学の時点では外国の方が真剣に勉強しているので彼らの知識量は半端なくて、いつも刺激されるのですが、
やはり違うのは、みんなの意見を聞いてより良いものを作り出すという認識ですね。それが日本の強みであり、協力体制と常によりよいものを目指す(改善という言葉はもはやそのままKaizenというビジネスの世界ではグローバルワードになっています)というスタンスだと私も思います。

先生は個人的には家族のような温かい日本の会社を気に行ってくれていたようです。しかし、両方とも一長一短ありますし、個人の文化背景も大きく影響してくると思いますのでどちらがいいというのはひとそれぞれでしょうね。

就職についてですが、国際教養大学が有名になってきてくれたことはありがたいことです。しかし、試されるのは大学の名前ではなくあくまでも一個人です。有名になったからと言って試す目が甘くなるわけでもないですし、自分が納得できる就職をするためにも、やるべきことはどこにいても変わらないと思います。外国にいて情報不足で少々不安なことはありますが、今できることをしっかりとやっていきたいと思います。今後ともあたたく見守っていただけると嬉しいです。:)

2010.11.19 20:19
秋田っ子
実は私、国際教養大が開学する前の説明会にも行きましたし、今でも毎年欠かさず、7月のオープンキャンパスの際に、大学に見学に行っています。

新しい図書館や言語異文化学習センター、新しい教室や学生会館、多目的ホールができていった5期生以降とその前とでは、同じ大学とは思えないほど環境面では違っていますよね。

まだ社会的に有名でもなく、校舎も古くて施設面では十分でなかったころに、国際教養大で学びたいと、わざわざ秋田まで来られた1期生~4期生の皆さんには、非常に敬意を表したいと思います。皆さん方の頑張りがあったからこそ、今盛んにテレビや新聞・雑誌で取り上げられるようになったことを、十分私は認識しています。

これからもずっと応援していますので、頑張って、自分で納得のいく学生生活を送ってください。
2010.11.20 11:33
秋田っ子
ごめんなさい。まりっぺさんと同期なんだから、皆さんは5期生ですね。春留学の人と秋留学の人がいるものだから、混同して勘違いしてしまいました。どうも大変失礼しました。

もちろん、私は、1~4期生だけでなく、5期生以降の人もずっと応援していますので、頑張ってください。
2010.12.02 12:09

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